働く凧のBlowin' in the Wind

働くを軽く、をモットーに情報発信する現役ロウドウシャ

「さぁ、いざ転職先へ!」でも、前職の人との関わりはどうする・・・?

転職が決まり最終出社日が近づくに連れ、送別会や応援メールが徐々に増えてくる。

感謝の念を持ちつつ、「あぁ、こうした人たちとの関係は維持したいな。」という思いを持つ方も多いはずだ。

この記事ではそうした思いへの1つのアンサーを提示したい。

少しでもお役に立てたら幸いだ。

 


まず、残酷なことを告げると、いかにアナタが「関係を維持したい」と思っても、9割9分、転職後には前職の人達との関係は途切れる。

なぜか。

それは、他所へ転職した時点で、アナタは別の人生を歩み始めるからだ。
アナタには新天地での人生があるし、前職の人達はアナタがいない会社の枠組みでの人生を進むからだ。

SNSで繋がっていたとしても、いざアナタに合うとなれば、時間や費用、話すネタを用意するといった具合のコストが発生するため、相応のメリットが必要になる。

このコスト・メリットの天秤において、アナタに会うのであれば、友人や今の会社の上司・同僚・部下とのケアや家族のケアに自らのリソースを割く方がよい、となりやすい

必然的に、アナタとの接触機会は減り、「そんな人もいたな・・・」という程度の存在認識に至ってしまう。

では、そんな必然性に抗おう。

抗うには、友達感覚、これが大事だ。

友達感覚でいれば、メリットなんて必要ない。

 

それ故、一度冷静に友達感覚を持てる人を見極めよう。

 

会社での関係性は役職や同僚、取引先といった会社が与える属性の上で成立している。

こういった関係性は会社を離れると同時に切れる。

 

では、どうしたらよいのか。

アナタの周りにもいないだろうか。

自分と直接関係ないけど、会うと仕事に関係のない話でついつい盛り上がってしまう人。

 

こういった人は利害から離れていることが多く、友達感覚を持ちやすい。

誘われたら何となく行くし、誘ったら来てくれる、そんな関係を構築しやすいのだ。

 

言われずもがなかもしれなうが、人との関係はアナタを豊かにしてくれる。

是非、『この人とは友達感覚で付き合っていけるな。』そう思った人とは連絡先を交換して去るようにしよう。

 

そして、意識的に自ら声を掛けるようにしよう。

相手もきっと答えてくれるはずだ。

『よし!転職しよ!』と、思ったアナタへ捧ぐ_転職のススメ

現代の働く者、特に会社員には、【転職】は当たり前のように身近にあるテーマだ。

 

「自分がやりたいことはこんな仕事ではない。」や「毎日が辛すぎる。」

そういった深刻な心理状態に関係なく、日々仕事をするなかにおいて、

 

「転職しよっかな...」と、ふとした瞬間に思うという具合だろう。

 

そう思う瞬間には深刻だったり強い動機はないかもしれない。

けれども、ぜひ自覚してほしい。

 

まるで「ランチに何食べよっかな」程度に頭をよぎる思いだとしても、

思考のなかにポップアップしてくるのであればアナタはそれを望んでいるのだ。

 

少しでも、一瞬でも、【転職】の思いが頭をよぎったのであれば、

少しずつでもよいから自分のその思いと向き合うのが健全だ。

 

脅すつもりはないが、一瞬の積み重ねが10年にも及べば、後悔を産むに足る十分な重さをアナタは抱えることになる。

逆にいうと、少しづつでもよいから、以下のようなことを考えて、

 

・何をして働きたいのか

・どこで働きたいのか

・どういった人と働きたいのか

・必要な給料はいくらくらいか

・どういうキャリアが自分は満足できるか

 

自己分析をしたり、転職サイトに登録したり、資格の勉強したり、実際に面接を受けてみたりと、「働く」という枠組みにおける自己実現に向けて行動をしていくと、アナタは将来に健全な姿でいることができるはずだ。

 

今は幸いにも、人手不足で働き手の需要は過多で、よほどの専門性を求められる仕事ではない限り、望む仕事に就きやすい。

素人として修行する覚悟があれば、高い専門性が求められる仕事にだって就ける機会も見つけられるだろう。

そして、この傾向は日本国内ではまだまだ続くはずだ。

社会にはアナタが望む姿を手に入れるための機会は十分にあるといえるだろう。

 

更にこのことは、程度はあれど、「失敗が許されやすい」、環境だと思う。

試しに転職をしてみたが、うまくいかなかったな・・・。

と、なればまたトライすることも可能だ。

(もちろん、無責任に、や、傍若無人に、や気分次第で、というわけにはいかないが)

 

失敗というマイナスの側面から語ってしまったが、

会社員という枠組みのなかで2度の転職を経た筆者からすると、転職を「やらなければよかった」と思ったことは一度もない。

転職後には辛いこともあったが、あれは単なる成長痛だったと振り返ることができる。

 

1つお断りしておきたいのは、転職が正義だと言いたいわけではない

一社で勤め上げる選択肢も当然にあると思っている。

 

生きている上では何かしら働かないといけないという宿命が所与の社会だとして、

自分のなかにある思いに向き合った選択と行動を是非オススメしたい。